(うどん その18)

○ 「大人のこだわり 華やかうどん」(マルちゃん)


 大人がこだわることは人によってさまざまなものがありますが、このカップ麺は塩分を30%カットしたという健康に気遣う大人のこだわりとなっています。

 そして、塩分以外にもこだわりがあるのが特徴。だし感を楽しみたいときには鰹節を先に入れ、香りを楽しみたいときは鰹節を後に入れるといったこだわりがあります。

 お湯を入れて5分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。だしの感じを楽しみたいので鰹節はお湯を入れる前から投入済み。同時発売のそばで香りの方は既に楽しみました。

 早速、おつゆを一口いただきます。サッパリとした口当たりとなっていますが、鰹節を先入れしたのでだしの旨味がよく解り醤油の濃さも控えめというのも良い感じです。

 具は天ぷら、麩、タマゴ、鰹節、長ネギの5種類。天ぷらはエビの風味としっとり感を楽しむことができ、麩とタマゴは旨味だけじゃなく見た目を華やかにしてくれます。

 麺は平型でややちぢれたうどん麺ということで滑らかな舌触りと柔らかめな食感が特徴となっており、薄味のおつゆのおかげで麺本来の美味しさというのを楽しめます。

 彩りの良さと風味の良さを同時に堪能することができるような一品。塩分が少ないおかげで素材の味わいを楽しめるというのがある意味新鮮な感じがしました。



大人のこだわり 華やかうどん1



大人のこだわり 華やかうどん2



大人のこだわり 華やかうどん3









○ 「味の殿堂 ふわふわたまごうどん」(日清)


 激安の殿堂でお馴染みとなっているドン・キホーテと即席麺のパイオニアとして君臨している日清の共同企画商品である味の殿堂からふわふわたまごうどんの登場です。

 鰹と昆布だしが効いたつゆということで、鰹の持っているコクがある味わいと昆布だしの持っているさっぱりとした味わいというをしっかりと楽しめそうな感じですね。
 
 お湯を入れて3分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。鼻を近づけるとなんとなくわかるくらいのだしの香りがしてくるとともに、鮮やかな黄色のタマゴが現れました。

 早速、おつゆを一口いただきます。全体的にあっさりとした味わいとなっていますが、鰹だしの旨味や昆布だしのまろやかさはよく解り、関西だしのような美味しさです。

 具はタマゴ、天かす、シイタケ、長ネギの4種類となっており、タマゴはふわっとした食感とだし汁によく合う甘さがとても良く、シイタケは風味の良さを楽しめます。

 麺は平型でややちぢれたうどん麺となっており、うどんとしては少し柔らかめの感じもしますが、滑らかな舌触りと小麦の美味しさというのを堪能することができます。

 だしの旨味とタマゴの食感とともにうどんの美味しさを楽しむことができる一品。後に引かないサッパリとした美味しさなので何杯でもいけちゃう感じがします。



味の殿堂 ふわふわたまごうどん1



味の殿堂 ふわふわたまごうどん2



味の殿堂 ふわふわたまごうどん3










○ 「四季物語 秋限定 うどん」(マルちゃん)


 春夏秋冬、カップ麺にも季節に応じてそれぞれ違った味があるということで、その季節に合った美味しさを届けてくれる四季物語から秋限定のうどんが登場しました。

 四季に応じた食材ということで2011年の秋は新しいものを期待していたのですが、前年に引き続いて北海道産の秋鮭。しかし、カップ麺では珍しいので良しとします。

 お湯を入れて3分、蓋を開けて良くかき混ぜれば完成。和風だしとともに鮭の香りが漂ってくるとともに、タマゴやニンジンが入っているので彩り豊かなになっています。

 早速、おつゆを一口いただきます。鰹と鯖と昆布だしが効いているのがよく解り、醤油は控えめ甘さも控えめといった感じなのでスッキリといただくことができます。

 具はシャケ、タマゴ、ニンジン、長ネギの4種類となっており、メインのシャケはオニギリに入っていてもおかしくない味わいで、タマゴはふんわりとした食感です。

 麺は平型でややちぢれたうどん麺となっており、滑らかな舌触りで柔らかめとなっていますが意外としっかりとしたコシの良さも加わっているので最後まで美味しいです。

 和風だしの優しさと鮭の風味の良さを心地よく楽しむことができる一品。鮭の美味しさは十分に解りましたので次は違った秋の主役を楽しめればいいなと思います。



四季物語 秋限定 うどん1



四季物語 秋限定 うどん2



四季物語 秋限定 うどん3









○ 「金ちゃん 花かつお ぶっかけうどん」(徳島製粉)


 徳島を代表するカップ麺メーカーである徳島製粉といえば「金ちゃんラーメン」なのですが、その金ちゃんの名前の由来は小麦粉のブランド名ということです。

 その小麦粉を使った生タイプのぶっかけうどんの登場。その名も花かつおぶっかけうどんということですが、汁なしでいただく四国ならではの食べ方となっています。

 お湯を入れて2分、あらかじめ開けておいた湯切り口からお湯をしっかりと捨てて、ふりかけとおつゆを入れてよくかき混ぜてから最後にかつお節をかければ完成です。

 早速、かつお節の良い香りが漂ってくる麺を一口いただきます。少し酸味があって濃いめの醤油味がするおつゆなのですが、太さのあるうどんにはよく合う感じです。

 麺そのものは生タイプということで、滑らかな舌触りとモチモチとホクホクを足して2で割ったような食感を楽しめるとともに、のど越しの良さも併せて伝わってきます。

 具はかつお節、天かす、ゴマ、長ネギの4種類となっており、全て後からふりかけているので風味の良さは抜群で特にかつお節とゴマは食欲をそそってくれる存在です。

 うどんの産地が愛する本格的な美味しさを何処にいてでも楽しむことができる一品。下手な立ち食いうどんでいただくものよりも美味しくいただくことができます。



金ちゃん 花かつお ぶっかけ1



金ちゃん 花かつお ぶっかけ2



金ちゃん 花かつお ぶっかけ3









○ 「スーパーカップ 鶏炊きうどん 博多水炊き風」(エースコック)


 美味しくてお腹も満足することでお馴染みとなっているスーパーカップの冬の顔に新たな仲間が誕生しました。その名も鶏炊きうどん博多水炊き風です。

 博多を代表する鍋料理の一つである水炊きは鶏ガラをじっくりと煮込んで作った白濁のスープが特徴的ですが、どのくらいそのスープが再現できているのか楽しみです。

 お湯を入れて5分、蓋を全部剥がしてしっかりとかき混ぜてからスパイスをかければ完成。スパイスをかけた瞬間にゆずのとても良い香りが漂ってきて心安らぎました。

 早速、おつゆを一口いただきます。予想よりも塩味が濃いめとなっており、唐辛子が入っているのでピリっとした辛さがあり、鶏とゆずの良い香りが口一杯に広がります。

 具は鶏挽肉、キャベツ、タマゴ、唐辛子、ニラ、長ネギの6種類となっており、鶏肉は香辛料が効いていてキャベツはおつゆにピッタリの甘さでニラは風味がありますね。

 麺は平型でややちぢれたうどん麺となっており、気持ち厚みがあるのでのど越しの良さを楽しむことができ、おつゆとゆずの風味もよく絡むので美味しくいただけます。

 ゆずの風味の良さとしっかりとした味付けとなっているおつゆの美味しさを楽しむことができる一品。鍋のしめにいただくうどんの雰囲気も堪能することができます。



鶏炊きうどん 博多水炊き風1



鶏炊きうどん 博多水炊き風2



鶏炊きうどん 博多水炊き風3










○ 「2度湯がけ あんかけ風うどん」(マルちゃん)


 通常のカップ麺はお湯を1度だけかければ調理できますが、このカップ麺はあんかけ風ということで2度がけ。その名もそのまんま2度湯がけあんかけ風うどんです。

 生姜を利かせた関西風のあつあつ「とろみつゆ」といったことがパッケージに書いてありました。一口いただけば体がポカポカと温まりそうな雰囲気が伝わってきました。

 お湯を入れて5分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、下の線にかかるように2度目のお湯を注いでから粉末スープを入れてよくかき混ぜれば出来上がりです。

 早速、あんがしっかりと絡まった麺を一口いただきます。餡のようにとろみのあるつゆは生姜の風味がしっかりと効いていてあつあつとなっているので身体が温まります。

 麺そのものはノーマルタイプの平型でややちぢれたうどん麺となっており、喉越しと歯応えがしっかりとしているとともに小麦の味わいというのを味わうことができます。

 具は油揚げ、カマボコ、長ネギの3種類となっており、カマボコは彩りの良さだけでなくモチモチとした食感があり油揚げはおつゆを吸うので良い味わいとなっています。

 魚介だしと生姜の風味が効いているとろとろおつゆとうどん麺のコラボを楽しむことができる一品。まさに寒くなってきたときに美味しく思える一杯となっています。



2度湯がけ あんかけ風うどん1



2度湯がけ あんかけ風うどん2



2度湯がけ あんかけ風うどん3









○ 「和風の花道 肉うどん」(サンヨー食品)


 和の味わいの特徴的なところがしっかりと詰め込まれているような雰囲気が漂っている和風の花道シリーズから旨みのある牛肉が入っている肉うどんの登場です。

 だしにこだわり、うどんに技あり!肉の旨みがうれしい、これぞ定番の味。といったことが書いてあります。演歌の曲紹介の時のような言い回しが花道にピッタリです。

 お湯を入れて3分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。魚介エキスの甘そうな風味だけではなく、牛肉の食欲をそそるようなとても良い香りが漂ってくる感じですね。

 早速、おつゆを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっており、醤油に出汁の甘みが加わったものに牛肉エキスが染みこんでいるような味わいとなっています。

 具は牛肉、タマゴ、カマボコ、長ネギの4種類となっており、牛肉は歯応えがあるのですが噛むほどにエキスが滲み出てくる感じでタマゴは彩りとフワフワ感が良いです。

 麺は平型でややちぢれたうどん麺となっており、滑らかな舌触りで舌で噛み切れるくらいに柔らかめとなっていますが、サッパリとした味わいがおつゆによく合います。

 食べても飲んでも牛肉の味わいというのがしっかりと伝わってくるような一品。全体的に癖のない美味しさとなっているので老若男女を問わずに楽しめる一杯です。



和風の花道 肉うどん1



和風の花道 肉うどん2



和風の花道 肉うどん3










○ 「本日おすすめ 豚天うどん」(明星)


 ちょっと品のある和食料理店でふるまわれるような一杯をイメージしていそうな縦型カップうどんが登場しました。その名も本日おすすめ豚天うどんです。

 噛みしめるほどに広がる衣に包まれた豚肉の旨みといったことが書いてありました。うどんと相性の良い天ぷらの具材が豚肉ということで豚の風味を堪能できそうですね。

 お湯を入れて5分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。鼻を近づけて香りを確認したのですが魚介や豚や鳥といった香りは強くなく、天ぷらの香りがするくらいです。

 早速、おつゆを一口いただきます。スッキリとした口当たりでピリッとした辛さがあるとともに、ほんのりとした魚介だしの風味と野菜の甘みを味わうことができます。

 具は豚天、天かす、きざみ揚げ、カマボコ、長ネギの5種類。目玉の豚天は噛むほどに豚の旨みが染み出てくるような感じで、天かすはおつゆのコクを増してくれます。

 麺はノンフライで平型のうどん麺となっており、ツルツルとした舌触りとモチモチとした食感を楽しめるとともに、うどんの素材である小麦の旨みというのも感じます。

 豚天のコッテリ感とあっさりとしたおつゆの相性のよさに加えてうどんならではの喉越しの良さを楽しむことができる一品。最後まで飽きのこない一杯となっています。



本日おすすめ 豚天うどん1



本日おすすめ 豚天うどん2



本日おすすめ 豚天うどん3










○ 「どん兵衛 きつねうどん 鰹だしのきいた東仕様」(日清)


 長きにわたって愛され続けているどん兵衛シリーズには東日本と西日本のおつゆに違いがあります。その違いを食べ比べてみようということで東西食べ比べの登場です。

 今回はきつねうどんの鰹だしのきいた東仕様のおつゆということでいつも味わっているのですが、改めて西仕様との違いを確認するためにもじっくりと味わってみます。

 お湯を入れて5分、蓋を開けてスープが溶けるよう軽くかき混ぜれば完成。鰹だしと醤油の混ざった定番の香りが漂うとともに大きな油揚げの登場で食欲をそそられます。

 早速、おつゆを一口いただきます。口当たりはスッキリとしており、甘めではっきりとした醤油の味わいと鰹だしの風味がしっかりと伝わってくるような美味しさです。

 具は油揚げ、カマボコ、長ネギの3種類となっており、大きくて分厚い油揚げはおつゆを吸ってジューシーなのに加えて、油揚げそのものの味付けが旨いの一言です。

 麺は平型でややちぢれたうどん麺となっており、少し太めに仕上げられているのでとても喉越しが良く小麦そのものの美味しさとおつゆの相性が良い感じとなっています。

 鰹だしの効いたおつゆが染みこんでいる油揚げと心地いい食感を楽しめる麺が特徴的な一品。味わい深く風味の良い鰹だしのおつゆは天ぷらよりも油揚げに向いています。



きつねうどん 鰹だしのきいた東仕様1



きつねうどん 鰹だしのきいた東仕様2



きつねうどん 鰹だしのきいた東仕様3









○ 「どん兵衛 きつねうどん 昆布だしのきいた西仕様」(日清)


 長きにわたって愛され続けているどん兵衛シリーズには東日本と西日本のおつゆに違いがあります。その違いを食べ比べてみようということで東西食べ比べの登場です。

 今回はきつねうどんの昆布だしのきいた西仕様ということであまりお馴染みでないことから、東仕様では相性の良かった油揚げとおつゆの関係について注目してみます。

 お湯を入れて5分、蓋を開けてスープが溶けるよう軽くかき混ぜれば完成。控えめな昆布だしの香りが漂うとともに、東仕様とは違った透明感のあるおつゆが現れました。

 早速、おつゆを一口いただきます。ちょっとした甘さを感じるような味わいと主張しすぎない醤油とは反対に昆布だしの旨みがしっかりと染みているような美味しさです。

 具は油揚げ、カマボコ、長ネギの3種類となっており、大きくて分厚い油揚げは昆布だしを吸うとスッキリとした感じになり、東仕様とは全く違う味わいになりますね。

 麺は平型でややちぢれたうどん麺となっており、昆布だしがしっかりと絡んでいるのがよく解る味わいで、太めに仕上がっているので喉越しの良さも十分にあります。

 後に引かないスッキリとした昆布だしが染みているおつゆと麺の相性がピッタリな一品。油揚げはどちらかといいますと西仕様より東仕様の方がジューシーな感じです。



きつねうどん 昆布だしのきいた西仕様1



きつねうどん 昆布だしのきいた西仕様2




きつねうどん 昆布だしのきいた西仕様3


















































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